2日目 カフェ・カレドニア(名古屋)

 翌日、8時30分ごろにホテルを出発して、京都駅から在来線で名古屋へ。そこからさらに電車に乗り継いで高蔵寺駅で降り、歩いて20分くらいのところにある、今日の会場であるカフェ・カレドニアに到着。
 このカレドニアさんは、今年が営業初めて20周年の記念の年なんだそうです。

 到着したら、外でミッケとローゲルが楽器のチューニングをしながら待っていました。ウーロフはカフェの中でチューニング中。40人ほどのお客さんのほとんどがすでに着席されていたので、中はぎゅうぎゅう。ステージからすこーしだけ離れた、入口にほど近い席に座って、ライヴが始まるのを待ちました。今日もアコースティックでのライヴ。

 ミッケに一番近い席だったこともあってか、ヴィオラの音がいつも以上によく聴こえました。ミッケがどんなことをしてるのかが分かって倍楽しかった! 彼は本当に細かくて複雑なことをやってる。

 セットリスト。 

Em timme i Ungern
Rob's polska
Skräplandschottis
Carl Linnaeus polones
Tiliandermenuetter
Botanisten
Väsen Street
Eklunda polska Nr.3

Hagsätra Brudmarsch
Tunggus och Lintas
Bromanders 100-års polska
Hasse A's
Byggnan
Johsenfins Dopvals
Kapten Kapsyl

アンコール
Slängpolska efter Byss-Kalle

 終演後、彼らは東京へ急がなければならないため、割りと早々に会場を去りました。私も見送ったあと、名古屋駅に向けて移動。名古屋に着いて新幹線がちょうど到着したのが分かり、それに飛び乗りました。そのとき、ちらっとミッケのような人が遠くに見えたので、もしかして……?と思い、降り際に探してみたら、同じのに乗ってた! 声をかけてから私は新横浜で降りました。

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1日目 磔磔(京都)

 さあ、追っかけの旅。
 一日休みをとって、お昼には京都入り。行ってみたかった神泉苑、中学の修学旅行で行ったはずなのに何も覚えていなかった二条城、そして京都御苑内の京都御所一般公開と、観光をしてから四条の磔磔へ。
 事前にTHE MUSIC PLANTさんがTwitterで、今日はアコースティックで演奏との告知があったので、そりゃもうエキサイトしまくり。私はアコースティック好き。

 磔磔へは初めて行ったのだけど、木造で天井も高く、人が触ってなのか、そこここの木が丸みを帯びて艶も出てる。響きに期待が高まる。ステージやや中央寄りで、前に置いてあるテーブル後方に着席。開場してしばらくしてからの入場だったのにもかかわらず、結構いい席に座れました。会場は満席。
 ステージに3人が出てくると、いつもそうなんだけど、自分がどこにいるのか分からなくなるというか、関係なくなっちゃう。彼らがステージに登場したときからそこはもうヴェーセンというバンドの空間・空気が出来上がってるの。だから、ここがカウスティネンだろうが、ウプサラだろうが、日本だろうが、まったく関係なくって、自分はただそこに身を置いているだけ、という感じ。一瞬にして攫われるんだよなー。
 で、今回のライヴ。最初の音を弾き始めたときから、響きの心地よさに感激。もう音に釘付け。結構ステージから近い場所だったからか、楽器が出す響きが直に伝わってきたのが良かった。最後までその音の素晴らしさにポーッとしちゃいました。あとで話をして、ウーロフが会場の響きをとても気に入ってるのが分かりました。
 セットリスト。前半後半の二部制。

Em timme i Ungern
Rob's polska
Skräplandschottis
Carl Linnaeus polones
Tiliandermenuetter
Botanisten
Väsen Street
Eklunda polska Nr.3

Hagsätra Brudmarsch
Tunggus och Lintas
Bromanders 100-års polska
Hasse A's
Byggnan
Johsenfins Dopvals
Kapten Kapsyl

アンコール
Slängpolska efter Byss-Kalle
Grannes Favorit

 終演後、3人に夏ぶりの挨拶。京都がいたく気に入ったようで、すごく良かったよー!と言ってました。ご飯を食べながら、いろいろな、わりとどうでもいい話をして楽しかった!
 
 全然関係ありませんが、某FBに出している写真のフィドルの構えをミッケに褒めてもらい、ちょっとビックリ。ただのポーズで全然弾けない、と言ったら驚かれました。
 弓の構えは、チェロを少しかじったことがあるのでその応用、あとは見よう見真似。でも全然弾けません。弾けたら楽しいんだろうなー、ということは分かってるのですが。

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ヴェーセン、来日!

11月を迎えるにあたり、最大の関心ごとは、もちろんヴェーセン。2日から始まるツアーにドキドキワクワクしている方も多いことでしょう。
今年はラッキーなことに、カウスティネンで2回(ワークショップ入れて3回)、ウプサラで1回、とライヴを見たのですが、いつも以上にソワソワワクワクドキドキしてるのは何故でしょうか。
ああ、うれしくてたまらない!

今回のツアーは、京都、名古屋、東京2回、小諸と全5箇所で公演があり、そのすべてに行ってきます。本州の、しかも関東ー関西間の狭い範囲での移動だし、フィンランドやスウェーデンへ行ったことを考えれば楽勝すぎ。

明日は京都! 3人はすでに京都に入ってますよー! ライヴが楽しみ~!!

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アルバム“Väsen Street”がノミネート!

 今年の6月に発売されたVäsenの最新アルバム“Väsen Street”が、スウェーデン・グラミーのフォークミュージック部門にノミネートされました。きゃー! やったー! ヴォーカル・アルバムばかりが並ぶなか、インストバンドはVäsenだけ。しばらく前までは、ウェブ上から投票ができたので、スウェーデン語と格闘しながら一票を投じました。現在は投票は締め切られています。発表は2010年1月15日、ストックホルムにて。結果はドキドキしながら待つべし。あー、選ばれるといいなー!

Grammis 10

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ヴェーセンの新譜到着!

 仕事のことで心配ごとがあり、ここ数日不安がつきまとってます。
 が、そんなとき、計ったかのようなタイミングでうれしいものが届きました。

 待ちに待っていたVäsenの新譜、"Väsen Street"!
 このアルバムを聴いてると、沈んだ気持ちがウキウキした気持ちになる。曇りを快晴にしちゃう力がある。どこまでも続く綺麗な青空が見えるようです。
 なんてステキな音楽なんだろう。感動。
 

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日本ツアー最終日

 おっかけて来ちゃいました。ヴェーセン初北海道@琴似コンカリーニョ
 間いろいろと抜けていますが、ひとまず。

 本日、無事ジャパンツアー2009が終わりました。
 最終日は、コンカリーニョ。ここは、演劇などをよくやっているホールみたいですね。イナダ組も先日公演をやっていました。

 で、コンサート。
 今まではアコースティックでのコンサートでしたが、今回コンカリーニョでは、PAを通していました。が! これがすばらしくってですね、PAを通しているのに、まるで通してないかのような音だったんですよ。もちろん、PAが通ってるなと分かるんですが、それでも限りなくアコースティックに近いコントロールでした。すばらしい。
 演奏は、最終日だったからか、彼らもノリノリで、今までとはちょっと違うアレンジがあったり、サービスがいっぱいあったように思います。
 途中、ローゲルの弦が切れるというアクシデントが発生。いったん曲を中断し(といっても、ちゃんと音楽としてまとめてました)、チューニングしなおしで11弦で乗り切ったものの、曲が終わったあとに弦は張りなおしのため、ローゲルは上手に下がってしまいました。その間ステージに残されたウーロフとミッケ。てっきりトークでのりきるのかとおもいきや、なんとなんと!ニッケルハルパとヴィオラのデュオ演奏をしたんですよ! これにはかなり驚きました。北海道まで来たかいがあった……! 演奏した曲は、ファーストアルバムに収録されているBohlinarepolska。はっきりいいまして……超ラッキー!!ィヤッフー!! こんなハプニングがあるから、日本に彼らがいる間は全部の公演に行きたくなっちゃうんだよなー。だって、普通なら、ウーロフとミカエルだけの演奏なんて聴けないもーん! 札幌来て本当によかった。
 ヴェーセンはもうすべてが最高。やっぱり私にとっては世界一のバンドです。また彼らの演奏が聴けることを祈って! 今度はスウェーデンに行って聴くかなあ。まだその経験はないんだよねえ。

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日本橋三井タワーでの無料ライヴ!

 THE MUSIC PLANTさんのブログでも告知されていますが、本日午後6時30分より、日本橋三井タワーにてVäsenの無料ライヴがあります。今回のツアーでは、このコンサートが首都圏最後。無料なので、ためしに聴いてみたい、という方は足を運ぶのが吉! 非常にレベルの高い演奏と、ニッケルハルパという珍しい楽器の音楽を楽しめること間違いなし。


-- 転載開始 --

2009年4月27日(月)18:30~ 入場無料

ヴェーセン - 現在に生きるスウェーデン伝統音楽

北欧の音楽シーンを牽引してきたスウェーデンの伝統音楽グループ。
クロノス・カルテットなどの世界の有名ミュージシャンたちと共演し、スウェーデンのグラミー賞も受賞。確かなテクニックと質の高い音楽性に支えられ、伝統を踏襲するだけでなく新作を発表。
文句なく楽しめるステージは聴き逃せません。

出演:ウーロフ・ヨハンソン(ニッケルハルパ) / ミカエル・マリーン(ヴィオラ) /ローゲル・タルロート(ギター)

-- 転載終了 --

http://www.mitsuitower.jp/concert/index.html

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Vasen日本ツアー2日目

 Väsenのコンサートへ行ってきました@武蔵野スイングホール

 昨日も良かったけど、より素晴らしい演奏でした。
 演奏が始まったときから、全然音楽が違う!とわかるくらいで、絶好調な彼らのすごい演奏を聴くことができたな、と大満足でした。ステージと客席が近いホールなので、ニッケルハルパ、5弦ヴィオラ、12弦ギターそれぞれの音がとってもよく聴こえてきて、とくにミッケがニッケルハルパとギターとの間で、どんなことをやっているのかがはっきりとわかりました。それにしても、なんてバンドとしての完成度が高いんだろう! ああ、もう本当に幸せ。

 Väsenの音楽にこうやって浸りきれるというのが、本当に幸せで幸せ。Väsenを初めて知ったときは、ものすごく素晴らしい演奏をする遠いところにいる人たちだったなあ、なんてことを思い出しました。

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Vasen 日本ツアー2009初日

 Väsenのコンサートへ行きましたよー!@すみだトリフォニー小ホール

 ロビーには、スウェーデンの絵本が並び、そして、日本ニッケルハルパ協会のブースにはニッケルハルパが4台用意されていて、それを手に取っている人たち、協会の方たちの指導のもと、ニッケルハルパを実際に手にして試奏してる人たちで大賑わいでした。物販では、Olovが持ってきた待望のカトリオーナとのデュオCDが販売されていたので、早々にゲット。数分後にまた物販をのぞいたら、すでに売り切れてました。

 コンサート、楽しかったー! 久しぶりに接する彼らのライヴを存分に堪能。もう、相変わらずカッコいいんだから!! Väsenはいつも本当に素晴らしいバンドです。
 今回のツアーでは、今度発売される新しいアルバムから新曲がたくさん演奏されるようで、トリフォニーでも例に漏れず。ますますアルバム発売が楽しみ。ネタバレ自粛のため、セットリストは書かないでおきます。
 やっぱり弦楽器はアコースティックが一番。迫力があったし、なおかつ3人の弦の響きが本当に美しくて、演奏を聴きながら1人でニヤニヤしちゃいました。
 ホールが自由席の場合、個人的には後方の席に座ることが多いからか、ステージで演奏してる3人を、まるでモニタを通して見てる感じがしてしまい、「本当に3人がステージで演奏してるんだよね?」と思ってしまうほどで、なかなか今3人が日本にいてステージで演奏してるんだ、という実感が得られなかった不思議。Väsenのライヴを見るのがかなり久しぶりだったっていうことなのか? やっと3人がここにいるんだ!という実感したのは、サイン会で人がはけたあとでした。
 Rogerにどこに座っていたのか聞かれたので、後ろの方だよと答えたら「ステージから探したけど見付からなかったから、Yukaは来てないんだなって思ったよ」と言われちゃった(まあ、たぶん、ニヤっと笑って言ってたから、来てるだろうってこと前提にそんなこと言ったのかもしれないけど)。
 ロビーで取材写真を撮影するために、楽器を持って3人が集合してたので、その様子を見てました。なんというか……3人ともめちゃくちゃカッコいいんだよなあ。なーんであんなにカッコいいんだろ。

 今年はバンド結成20周年! そういうときに日本でライヴを見られる幸せ。今日も武蔵野スイングホールで幸せになろうっと。

↓23日の3人の様子を映した動画が、THE MUSIC PLANTさんのところでさっそくアップされてます。
http://musicplant.exblog.jp/10891688/

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Vasen来日中

 どうやら今朝、無事に3人が日本へ到着したようです。さっそく写真がアップされてますね。

 ところで、新しいこころみが、THE MUSIC PLANTさんで始まってます。
 ツアー動画配信
 おー、Väsenの3人がいるぞー、しゃべってるぞー(笑)。こういうのが見られるのって、本当にいい! 3人は来週まで日本にいるので、その間、何本かアップされるであろうことに期待。

 YouTube内のページはこちら
http://www.youtube.com/mplantofficial

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