ブギーな夜

 11日に、名古屋へレ・フレールの圭土くんのソロ・ライヴを聴きに行ってきました@名古屋ブルーノート
 友人から誘いがあり、「名古屋なので、ちょっと遠いかもしれないけど」と言われましたが、「名古屋なんてアメリカやヨーロッパへ聴きに行くことを考えれば、めちゃくちゃ近いです」と返事をして行くことに。
 演奏したのは、ブギーの名曲からオリジナル曲までとさまざま。そして、座っていた席がステージに近かったので、圭土くんの手の動きがよく見えました、というか速すぎて見えなかったというか(笑)。演奏は若さ溢れるフレッシュなブギー。3月にドイツのブギー・フェスティヴァルに出演して、世界中のブギーピアニストたちからたくさんの刺激を受けてきたからか、圭土くんの演奏がよりパワフルに変貌していて、うれしさと驚きがあった、楽しいライヴでした。名古屋まで聴きにいったかいがあった!
 終演後は会場でCDを買った人を対象に、握手会とお渡し会(←この言い方って何とかならないのか……)がありました。終演後にこうやって圭土くんに会えるのは久しぶりだったので、簡単にご挨拶をしてきました。彼は、いろんな意味で本当にピュアな人だわ。

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レ・フレール その○

 連続でレ・フレールのことを。

 Piano Pittresque Tour初日に行ってきました@オーチャードホール

 会場に、当日製本所よりダイレクト(?)搬入される写真集&楽譜が無事会場に届いているのか、売れているのか、それを見るために早めに会場入り。係りの方に尋ねると、本は無事搬入されていたようでよかったよかった。
 でも、物販には長蛇の列。そして「ただいまから並ばれても、開演に間に合うようお買い物できません」とのアナウンスに絶句。本を買おうと思ってたのに、もうガックリ。しょうがないので座席に移動。お仕事でお世話になった方々が、すぐ後ろの席だったのでご挨拶し、しばらくすると客席の照明が落ち、二人がステージに登場。

 何に感激したって、守也くんのブルース・カナカナ?とベルスーズ(子守歌)のソロ演奏。
 何に驚いたって、ジャズピアニストのハンク・ジョーンズの登場と演奏。
 何に笑ったって、「あんまり多くはカタルーニャ」という守也くんのギャグ。
 何に満足したって、もちろん二人の演奏と過ごした時間。

 Endrollの演奏と一緒に、スクリーンにはスタッフのエンドロールが流れ、うまい演出にニヤリ。それとともに、頭の中では忙しかった7月8月の日々がプレイバック。何度も何度も同じ曲ばかりを1日中聴いたこと、音を聴いてはピアノを弾きピアノを弾いては音を書き込む作業をしてたこと、常温でドロドロに溶けたチョコレートの感触、白い半そでのTシャツ、HMVマーク入りの(エコ)バッグ、鯵のフライとか、もういろいろ(後半は自分でも意味わかんない 笑)。そして達成感。まだ安心はできないとは思いつつも、やっぱりこれが大きかった。
 演奏が終わり、やっと心のモヤモヤが晴れ、体中が爽快感でいっぱいになったところでコンサートが終了。

 終演後、すごくうれしい出来事あり。その“うれしいこと”が最高の誕生日プレゼントでした。←うわー……この文章、年甲斐もなく乙女度全開で恥ずかしい(でも書く)。

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たまにはスペシャルイベント

 久しぶりにレ・フレールのことを書きましょう。

 ニューアルバム発売記念イベントがあったので行ってきました@渋谷DUO
 ここで初めてDhanie(ピアノの名前)の生音を聴きました。高音のすごく繊細な音がキレイだったなー。そして見目美しい男の子でした。

 演奏した曲は下記に。すべてニューアルバムから。ライヴの演奏に接したのは、本当に本当に久しぶり。

SAMURAI Funky
mascarade (from Kanpeki na Oshiro Variations)
狂想曲
Boogie Woogie Pittresque
Endroll

-桜
-Presto

 「数曲演奏」と告知されていたようだけど、終わってみればアンコールの2曲を含め、全部で7曲。
 司会進行はFM横浜のDJ、栗原さん。登場時に少し笑いが起きたので、司会者は誰だ?と思ったら、声聴いて栗ちゃんだと分かりました。二人をリードしつつ、うまく二人にしゃべらせる司会っぷりはいつ見てもあっぱれ。
 3月にルクセンブルクへ行ったときの写真やレコーディング風景の写真を、二人の解説付で披露。もうすぐ春ってころのルクセンブルクの風景は、曇り空の下ですらきれいだったな。自分も通ったことのある道が写ってたりして、ちょっとおもしろかった。
 レ・フレールと連弾するコーナーがあり、その場で選ばれた女性が二人とHappy Lifeを演奏。一生懸命合わせているのがいじらしかった。
 1時間って短いんじゃ……と思ってたけど、なかなかどうして、盛りだくさんの内容で濃ゆいライヴでした。ミュート使いの進化に驚きつつ(笑)楽しかった。

 ライヴ終了後、客席がはけたところで、どうやら何かで選ばれた人たち(だったのかな?)10人くらいが、客席に下りてきた二人と握手してました。その後2階で見ていた関係者たちへ二人が挨拶しに上がってきたころ、ステージではDhanieの撤収作業が始まったので、目はそちらへ釘付け。どうやってステージから降ろすのか、食い入るように見ていました。こういうのを見るのが大好きなので、どうしても。
 そんなことをしていたら、いつの間にやらたくさんいた人たちがはけており、二人が楽屋へ戻ってしまう直前ギリギリにご挨拶。帰りがけに出口で新しいアルバムを2枚購入。1枚は自分に、もう1枚はプレゼント用。


 新しいアルバムをさっそく見てみると、3曲は昔から彼らが演奏してた曲でした。
 Shamrockはやっとタイトルがわかったー。初めて行ったライヴで、タイトルを聞き取れずにいた曲でした。ブルースカナカナ?はもう廃盤になってるFlower Dance Tourに入ってた曲。狂想曲は廃盤になってる2枚のアルバムに入ってたけど、これはライヴでもときどき演奏してたし、知ってる人は多そう。でも、もちろんだけど、3曲とも以前とはアレンジも変えているので、新曲を聴いているかのような新鮮さあり。
 ひとまず。

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Les Freres 雑誌の表紙を飾る

 そういや、久し振りにレ・フレールのことを。

 用事があって池袋の東京芸術劇場に行ったときのこと。つい先日、ここのすぐそばで、Väsenと一緒にご飯食べたんだっけ……とショボーンとしていたら、目に飛び込んできたのがレ・フレールふたりの写真。ふらふらと近づいて行ってみると、モーストリー・クラシックの表紙。ビックリした。眠くてしょうがなかったんだけど、目が覚める思いだった(笑)。
 とうとうこのふたりも、雑誌の表紙を飾るようになったのか。いやはや感慨深い。

 実は記事はまだ読めてないので、感想云々はのちほどに。

 すべての掲載誌をチェックしたわけじゃないので、一概には言えないと思うけど、彼らのインタヴュー記事は、だいたいどれも同じような内容でまとまってしまっているというところが、個人的にうーん、と考えこんでしまう。雑誌によって読者のターゲットは違うこともわかるし(だから初見、初読み読者のために、彼らのプロフィール的なことがどうしても記事に必要になってしまう)、ブギーを連弾で演奏する兄弟デュオ、という物珍しさが先だった内容になってしまいがちになる、というのもわかるんだけど……。
 そんな中でSWITCHのインタヴューはおもしろかったな。「相手の尊敬できるところは?」(かなりうろ覚え)というインタヴュアーの質問に、二人ともかなり興味深いことをしゃべっていたなーと。ふたりの視点も違うからおもしろかった(けど細かいことは忘れてしまった)。この記事を読んだときは、いたってよくあることを聞かれているだけなのに、わたしにとっては、なんだかすごく輝いているステキな質問のように思えたのだ。たぶん、同じような記事ばかりだったところに、この質問、ふたりの答えがすごく新鮮に感じたからかも。
 また、ふたりの何か新しい面を発見できるような、おもしろいインタヴュー記事が読みたいなー。

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最近行ったコンサート

●5月19日 スヴェング@晴れたら空に豆まいて(代官山)

 フィンランドのハーモニカ・カルテット、スヴェング。実はリーダー格であり、ライヴでも「ハーモニカ・マスター」と紹介されていたJouko Kyhäläしか知りませんでした(弦楽器ばっかり聴きすぎだからか?)。彼はフィンランド初、ハーモニカでドクターを取った人(フィンランドどころかヨーロッパ初かもしれない、とも言われてる)で、そのテクニックをぜひぜひ見てみたかったので、代官山へゴー。
 会場はなかなか楽しいつくりになっていて、客席より一段高いお座敷に上ると、ステージがものすごくよく見える! ビールを飲みつつコンサートが始まるのを待っていると、4人がステージに登場。彼らの顔を見て“ああ、フィンランド人だー……”と、胸がキュンとなり、何か知らないけど望郷の念にも駆られました(笑)。
 4人が手に持つさまざまな形をしたハーモニカが、これから始まるコンサートの期待を膨らませてくれる。あの4つのハーモニカからどんな音がするんだろうと、一気に気分はハイ。そしてコンサートがスタート。
 音に演奏に音楽に感動。4人のキャラクターもステキ。自分はステージに立って演奏してるミュージシャンなのに、写真撮りまくりなGEeroがめちゃくちゃ可愛かった。Joukoのすばらしいハーモニカテクニックもめちゃくちゃ堪能。幸せ。
 それにしても、ハーモニカっていう楽器は不思議だ。ハーモニカ固有の音は結構いろんな音に聴こえるんだと、これは自分的発見だった。目を閉じて聴いていると、ハーモニカがハーモニカの音に聴こえないんだもん。あれはなんだったんだろう。
 コンサート終了後、サイン会があったんだけど、参加すればよかったなあ……。来年も来日するらしいので、そのときこそ!


●6月2日 冒険する舞曲~バロックからラグタイム、そしてブギウギへ~@紀尾井ホール

 久しぶりにレ・フレールが演奏するコンサートに行ってきました。
 この日のコンセプトは、『ダンス音楽』。バロック時代に宮廷などのダンス音楽として演奏されていたサラバンドなどから、ワルツ、ラグ・タイムを経て、ブルース、ブギー……と、ダンス音楽の変遷を追うものでした。
 普段、局地的ではありますがダンス音楽をよく聴いているので(笑)、その時代時代で流行したダンス音楽を順に聴くことができるというのが、すごく楽しみでした。
 第1部は中野振一郎さんによるチェンバロでの演奏で、バロックからラグ・ライムまで。チェンバロの生演奏ってなかなか接する機会がなかったので、これはめちゃくちゃうれしかった。映像を使ってチェンバロの構造を紹介してくれたのもラッキー。チェンバロなんて触るチャンスなんてそうそうないし、ましてや楽器の中身を見ることも普通に生活してたらないし。中野さんのトークもおもしろくって、そしてチェンバロについてはサービス満点で、とても楽しめました。チェンバロの音ってすごく繊細で、大好きだ。
 第2部は時代がより現代に近づき、ブギーへ。ステージ中央にはベーゼンのインペリアルが置かれ、レ・フレールの登場。ブギーの紹介だからか、圭土くんのソロが充実してました。1930年代(だったかな?)に録音された曲と圭土くんの即興演奏の2曲が披露され、着実に進歩してる圭土くんに感動。ピート・ジョンソンとアルバート・アモンズが録音してる連弾曲を、守也くんと圭土くんで再現。これがめちゃくちゃすばらしかった! 二人の音バランスはすごい。
 服部良一さんの東京ブギ・ウギも演奏。元の曲にレ・フレールアレンジが加わって、ソプラノ歌手の腰越満美さんがマイクで歌い(歌声が最高にカッコよかった)、何年も前の曲がさらに輝きを増してました。服部克久さん(わたしが座っていた席の、通路挟んですぐ後ろにいらしてビックリ)を前に演奏するのはかなり緊張してたみたいだけど、演奏たるや堂々としたもので、演奏中の客席は手拍子の嵐でした。
 この日は、ライヴで聴くのは久しぶりとなるクロス第1番の演奏があって、これはうれしかったなー。初めて行ったレ・フレールのライヴで、この曲を聴いたときの感動を思い出しちゃった。
 コンサートが終わって、いろんなことについて考えていたら、同じく初めて行ったライヴの1番最初の曲だった「海へ行こう」が頭の中を流れはじめ、そうすると、そのときのライヴで演奏した曲が次から次へと出てくる出てくる。帰り道の頭の中はいろんな曲が入り混じって、まったく整理できずに大変だった。

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Les Freres その18

 クリスマスは、営業が終了してしまった氷川丸の照明をバックに、ディナーショー。
 ということで、Les Frèresのディナーショーへ行ってきました@ホテルニューグランド
 天気が悪くなりそうなのを気にしながら外出。外は寒く、海に近づけば近づくほど風は強く冷たかったけど、ホテルに入ると暖かくてホッとしました。エスカレータを上り、通されたのは、その名も「ペリー来航の間」。見事に横須賀つながり。
 会場に入って正面には山下公園や海が見渡せる大きなガラス窓。氷川丸はきれいにライトアップされていたけど、これも見納めかと思うとさびしくなりました。
 ディナータイムは18時30分から始まりました。出されるお料理がおいしくて、思わずばしばしと写真を撮ってしまいました。最初にスパークリングワイン(しかも2杯)をいただき、ビール2杯、赤ワイン、そして食事だったので、デザートのころにはもうお腹がいっぱいで苦しかった……。スープ類が大好きなので、ポタージュが美味でめちゃくちゃ幸せでした。

 アナウンスが入り、いよいよライヴタイム。珍しくジャケットを着てビシッとキメた二人が会場後方から登場。しょっぱなから雰囲気のよい音楽でスタート。
 で、セットリスト。
 
Cross #2
Boogie Christmas
Odoriko
Eagle
On y va!
*
Over and over
Apple cake
For Kids'
Ooh See Boogie
Boogie Woogie 即興(Moriya→Keito)
Flower Dance
Christmas medley
アンコール
 -Happy song
 -Boogie back to Yokosuka
 -Christmas medley

 Cross #2が始まったと同時に、思わず周りを見渡してしまいました。いや、もしかしたら気のせいかもしれないけど、音がいつもと違ったように思ったんで……。徐々にいつもの音に戻っていったけど、最初は、弾き方を変えたのかと思ったので、ちょっと衝撃でした。どうやって言葉にすればいいのか……音が軽いっていうのもちょっと違うし、滑ってるっていうのも違うし。とにかく知ってる音じゃなかったんだよなあ。いえ、気のせいであることを祈りたいです。でもこれは最初のうちの何曲かだけだったので、あとはいつもの調子。Flower Danceが盛り上がりのピーク。会場もノリノリで、二人もすごく楽しそうでした。

 途中、昨年のディナーショーでも登場した、FM横浜のDJ、栗原さんが今回もステージに登場。ステージ後方に用意されたスライドで写真を見ながら、今年1年を振り返ってました。
 それを一緒に見てて、二人がメジャーデビューしたのは本当なんだな、と強く実感。ホールが大きくなればなるだけ、距離も遠くなる、って感じか。

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Les Freres 題名のない音楽会21

 なんかLes Frèresが続いてるな。
 今回は「題名のない音楽会21」の収録を初体験@昭和音楽大学人見記念講堂
 あれって放送2回分を一晩で収録するんだー、ぜんぜん知らなかったよ。
 座った席が前から6列目の下手側。ステージが近くて、よく見えました。前半に2007年注目アーティストのプログラムがあり、後半で、Les Frèresが、ピアニスターHIROSHIと作曲家の中川俊郎氏と一緒に登場。制限時間内にテーマにあった音楽を即興演奏するという、ピアノ大喜利。これ以上書くとネタバレになるので自粛。即興演奏を時間内でまとめるっていうのはいろいろと大変だろうに、二人はよく健闘してたと思います。個人的に中川氏の音楽がすばらしかったと思います。
 このピアノ大喜利、07年2月4日に放送予定だそうです。

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Les Freres その17

 友人の友人が急に行けなくなったから、ということで誘われて、横須賀Younger than YesterdayでのLes Frèresライヴに行ってきました。YTYは久しぶりだー。

 8日にメジャーデビューして、その翌日に横須賀で、しかも彼らが結成当時から出演していたYTYでライヴをやるって、なんて心憎い。
 この日のライヴでは、ほとんどが新譜Piano Breakerからの曲で、アレンジもCDとさほど変わりはありませんでした。が、やっぱりCDを聴くのとライヴで聴くのとは、勢いがあったこともあり、まったく印象が違いました。
 では、セットリスト。

 Piano Breaker Boogie
 Over & over
 Dos Caballos
 Cross No.2
 For Kids'
 Apple Cake
 宝探し
 Ooh See Boogie
 Boogie Woogie 即興(守也くんソロ→圭土くんソロ→連弾)
 Flower Dance
 Happy Song
アンコール
 Boogie Back to YOKOSUKA

 今回は休憩なしの1ステージ制。最初にそう宣言されたときは、もしかしたら短いのかも、と思いましたが、結局は終了したのがスタートして約1時間半後でした。
 久しぶりにライヴでの彼らの演奏を聴きましたが、ますますテクニックもあがっているし、音楽のまとまりがすごくよくなっているし、二人の進化ぶりはすごいですね。彼らの実力は天井知らずでどんどん上がり続けているのがよくわかりました。
 そして、さすが地元・横須賀。デビューするずっと以前から応援しているファンが多く集まったからか、勝手知ったるなんとやら(使い方違う)のような感じで、二人もそれに煽られてたみたいでした。Flower Danceでは「Hey!!」の掛け声を、普段の3~4倍やってたと思います。掛け声と同時に花(のようなもの)も宙を舞っていました。これぞ横須賀!

 MCでは、デビュー日でもあった前日8日に、渋谷の東京メインダイニングというところでマスコミ向けに行われた、メジャー・デビュー・アルバム発売記念コンベンションでの出来事をいろいろと話ししていました。その日は会場に彼らがいつも使っているベーゼンドルファーのインペリアルが運び込まれ演奏。リハーサル中にピアノの弦が切れてしまったエピソードをYTYでも話していましたが、これにはかなり驚きました。プロの手によって完璧にメンテナンスされているんですから、普通はそんなに簡単に切れるものじゃありません。でも、Les Frèresらしい伝説になったかも。ちなみに切れた弦というのは、中央ドから3オクターヴ上のド(四点ハ、もしくはc4)です。

 ライヴ終了後、サイン会で少しだけではありましたが、守也くんと話しができました(圭土くんとは挨拶しかできず……残念)。前日の記者会見で取材陣から、今後はどういうところでコンサートをやってみたいか、という質問に守也くんが「月の上とかですかね」とコメントしてたのが、そのまま日刊スポーツの記事に載っていたのに笑ってしまったので、その話しをすると、「書かれちゃいましたねー」と笑ってました。
 ライヴ終了したあとの二人の笑顔を見て、なんだか安心。メジャーデビューすることも大変だったろうし、したあとはさらに大変なことがきっと多いと思うけど、これからもがんばっていってほしいです。

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Les Freres 記事

 本当にひっさしぶりになってしまいました、Les Frères関連を。

 先日音楽ライター山尾敦史さんからメールをいただきまして、山尾さんがレ・フレールのインタヴューをなさったことがわかりました。
 ちょうど1年くらい前に、「こんなに熱いピアノデュオがいるんです! すごいです! ライヴ最高です! ぜひライヴをごらんになっていただきたいです!」というような大変暑っ苦しいメールを山尾さんへお送りしたら、興味を持ってくださったので(気圧されただけでしょうか……)、南青山のマンダラでのライヴにご一緒したことがありました(これが当時の記事)。それ以来、ずっと山尾さんにレ・フレールを取材していただきたいなーと思っていたんですが、それが実現! うれしさをかみしめています。感慨深い……。
 記事が今から楽しみ。楽しみです!!

 掲載されるのはタワーレコードで発行しているフリーマガジン「intoxicate(イントキシケイト)」の12月号(配布:11月20日ごろ)ではなく、12月20日ごろに配布さされる1月号のようです。これはゲットしなければ。10/27

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いろいろと

 書きたいことはあるけど、うまくオチを付けられないものを小ネタ風に、気ままに列挙。
 まあ、きっと小ネタにもならない。

●ちゃんと書きたかった。実は聲明を聴きに、国立劇場まで。僧たちによって奏でられる不思議な音とハーモニー、声に、しばしトリップ。雅楽も一緒に見ることができたのは、幸せで体が震えるほど。やっぱり宮内庁のを見に行きたい。

●最近何かが足りないと思っていたら、Les Frèresだった。プレ・メジャーデビューCDも買いました。演奏はもちろん、守也くん、圭土くんそれぞれの特徴をよく生かした選曲に、ブラヴォー。でもCD。彼らの良さを実感するには、やっぱり生でライヴを見なければ。少なくとも年内に一回だけでも見られるといいんだけど。

●先日、夏以降抱えていた仕事が終了。「ふたりのピアノ うたとひびきのアンサンブル」というタイトルで、全国の楽器店・楽譜店で発売されます。内田勝人先生特有の前衛的な音楽ではなく、オーソドックでありながらえらくエスプリのきいたかわいらしい曲ばかりが収載されてます。導入期のピアノ学習者でも「音楽」を演奏することができる連弾楽譜です。店頭で見かけたら手にとってみてください。森の中を赤い鳥が2匹飛んでいる表紙が目印。10月下旬発売予定。そして、現在2冊目も進行中。こちらは11月下旬発売予定。

●25の練習曲で有名な作曲家、ブルクミュラーのピアノ・トリオを、会社の人たちとやっている「ピアノ楽譜研究会」で演奏しました。これは25の練習曲の中の数曲を、それ用に編曲した楽譜で、結構ユニークな響きもあり、なかなかおもしろく、ちょっと病みつきです。楽譜は東音企画さんから出てます。

●ハイな気分になりたいときに聴く曲を列挙したいのだ!
 Norska Bräder (Väsen)
 Ploska (Väsen)
 Bambodansarna (Väsen)
 Appallachen/Polskejig (Väsen)
 Speedy Slam (JPP)
 Kalmari Special (JPP)
 Myllypolkka Ja Eriks Polkan (JPP)
 Jokijenkka (Frigg)
 Hopsa Aus Raaby (Haugaard & Høirup)
 Peer Reel (Harv)
 Joker (Les Frères)
 Ballyogan (Lúnasa)
 Jorunn Jogga (Majorstuen)
 Ellin Polkka (Maria Kalaniemi Trio)
 Säckpipslåt från Norra Råda (Mikael & Leo)
 Rumanian Folk Dance (Bála Bartók)
 Klavier Quartet Nr.1-4 (Johannes Brahms)
 Toccatina -8 concert etudes (Nikolai Kapustin)
 Minesootan Tango (Pinnin Pojat)
 Dalpilen (Swåp)
 Lellupuo-Ilkoon Frioomarssi (Troka)
 Virtaa (Tsuumi)
 Polkka efter A (Tsuumi)
 あ、挙げすぎた……。でも、まだ足りないっす。ここに挙げた曲は聴くだけでハイになれる。仕事前に聴くのが吉。ここ2ヶ月ほどの間、狂ったように延々リピートして聴きまくっているのはTsuumiのVirtaaでございます。急緩急と変化するこの曲、超カッコイイです。とくに6分47秒あたりからは圧巻。音量最大にして聴きたくなる。ダンサーのパーカッシヴなタップが自然と気分をハイにしてくれます。最後のフィドルとアコの早弾きや転調部分はいつもニヤリとしちゃう。カウスティネンでこの曲を演奏するTsuumiを見ちゃったからなー。またライヴ見たいな。見れるといいな。

●今度初めてお仕事でご一緒させていただく先生のご自宅へ、ご挨拶がてら打ち合わせに。楽しくお仕事できそうな予感。これからが楽しみです。この楽譜は来年発売予定。

●商品化権ビジネスのトレードショー、ライセンシング・アジア2006というのに行ってきました。会場に入ると、世間でよく見かけるキャラたちに出迎えられ、微妙にうろたえました。主に企業のキャラクターライセンスの商談が行われる中、場違い感ありありな自分に一笑。クリエイター・ブースに、先日お仕事をご一緒させていただいたイラストレーターさんが出展されていたので、ご挨拶に。その方が作ったキャラは、数年前にあった個展で出会い済み。いつの間にかそのキャラの仲間も増えていてにぎやかに。仕掛け絵本ですってよ! さあ、商品化してください、大手出版社さん。それから、このキャラでグッズを出してください、大手おもちゃメーカーさん。そして大学の先輩イラストレーターさんとも知り合えました。会場を出ようと歩いていて目に入ったブルーナのミッフィー。じっと見ていたら塗り絵をくださいました。立ち止まってみるもんです。

●明日から沖縄。

●忘れてません。写真の焼き増しとか、そのほかいろいろと。待ってくださってる方々。本当にごめんなさい。あともうちょっと待ってください。準備はカメながらも、ちゃんとやってます、ホントです。

●ああ! 私信まで書いちゃった。

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