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メネーコ タマ ブッシ コッコラーン?

 今回の旅について、日記形式にダラダラ書くというやり方を止めました。客観的に見ておもしろくないかな、と思って。
 ということで、印象に残ったことだけをピックアップして書いてみます。そのまず1つめがこのエントリー。

 このエントリーのタイトルは、今回の旅で「使うことになるかも」と思ったフィンランド語。スペルは、Meneekö tämä bussi Kokkolaan? 「このバスはKokkola(コッコラ:地名)へ行きますか?」。ほかにも地名を変えて、Meneekö tämä bussi Kaustiseen? 「このバスはKaustinen(カウスティネン)へ行きますか?」とか、~ Helsingin rautatieasemaan? 「~ヘルシンキ駅へ~」とか。
 なぜそう「使うかも」と思ったのかというと、1) ヘルシンキから乗る列車はコッコラまで直通ではなく、Seinäjoki(セイナヨキ)という地方の駅で下車してコッコラ行きのバスに乗り換える必要があったから、2) 過去の経験から、コッコラ―カウスティネン間では、英語が話せないバスの運転手にしか出会ったことがなかったから。そして『セイナヨキやコッコラでは英語が通じない可能性が高いかもしれない』→『フィン語を使うことになるかも』という結論に達したのでした。ヘルシンキ市内ではほとんど英語が通じるので心配してなかったけど、やっぱり地方へ行くとちょっと心配がありまして。しかもセイナヨキなんて、列車で通過したことしかないところだったし。

 でも、結局使いませんでした(ちょっぴり残念)。

 まずセイナヨキでの乗り換えについては、ヘルシンキから出発した列車がセイナヨキに到着する直前、車内ではフィン語でバスの乗り換えに関するアナウンスがあり、なんとなく「1番乗り場」という言葉が聞き取れたのと、念のためにセイナヨキの駅員さんに英語でコッコラ行きのバス乗り場を聞き確認をしたからでした。それでもせっかく覚えたのだから、と乗り場でバスの運転手さんに声をかけようとしたら、向こうから"Kokkola??"といわれてしまい、つい"Yes"と……(やっぱりとっさには、大して話せるわけでもないのに、英語が口をついて出てしまうんですよ)。

 いやいやここでは使えなかったけどカウスティネン行きのバスで使ってみよう、とコッコラ行きのバスに乗り込んだのに、結果としては、先に書いたように使うことはありませんでした。
 無事コッコラに到着してバス乗り場に行ってみたら、もうバスが停まっててもいい時間なのにまだいない。「もしかして、調べていった時刻表、違ってたか?」と不安になるには十分すぎるほど、周りにはほとんど人がいない。自分の半径15m以内には、セイナヨキからコッコラまでバスが一緒だったフィンランド人老夫婦、ずっと携帯電話で話をしてるギャル、いかつそうな男子、オタクっぽい男子だけがいました。バス停で待とうにも日差しが強すぎて、できれば日陰にいたい(日よけなんてステキなものはありません。広場のど真ん中にここがバス停であることを示すサインがあるだけ、という感じをご想像ください)。
 この5人のうち、頼りになるのは老夫婦のみ。なぜなら、彼らはバスの中でわたしが座っていたシートの、通路を挟んで反対側に座っていて、道中カウスティネンのフェスティヴァル・プログラムを見ていたので、きっと行くに違いない!と思っていたから。その老夫婦を、とにかく怪しまれない程度に視界からはずさないようにしていたのです。そのとき、ご主人が動いた! 奥さんをその場で待たせ、ちょっとはずれたところに停まっていたバスに向かって行きました。そして運転手らしき人と何か話をしている。わたしはじーっとその動向を見守っていました。やがて奥さんを呼ぶと、2人でそのバスに乗ってしまいました。「な、なんだってー!」 軽くパニック。もしかしたらあの2人の行き先はカウスティネンじゃなかったの!?と思っていたら、バスに乗ったはずのご主人がバスを降りて、足が悪かったのか、ゆっくりとした歩調でわたしの方へ向かって歩いてくるのが見えました。誰か知り合いでもいるの?と思わずキョロキョロしてしまうわたし。そうしたら「このバス、カウスティネンに行きますよ」と片言の英語で教えてくれたではないですか。その親切に感激、感謝しました(そのバスには、わたしとそこにいた5人はすべて乗り込み、出発5分前くらいにちゃんとバス停にも移動して停車、その後数人を乗せて出発したのでした)。
 カウスティネンからの帰りは、コッコラ行きだとはっきり分かるバスに乗ったため使う必要なし(コッコラへ向かう人がたくさん乗るし)。コッコラからヘルシンキまではバスを使わずにすむ列車のチケットが取れていたので、ここでも使う必要なし。ヘルシンキ市内で使ったバスも、ヘルシンキ駅―ヴァンター空港と車体に書かれているローカルバスだったので、もちろん行き先が分かるからここでも必要なし。

 ということで、「メネーコ タマ ブッシ コッコラーン?」をはじめとするバスの行き先を尋ねる疑問文は、使うことなく帰国したのでした。

 それにしても、コッコラでのこの親切は本当にうれしかったなあ。いったいどうしてわたしがカウスティネンに行くということが分かったのか不思議だったけど、きっと観光客が行くなら、と推測してくれたのかも。国内外問わず、こういう親切にであうと本当に忘れられない良い思い出になります。

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JPPのmixiコミュニティ

 カウスティネンでのライヴの興奮がなかなか冷めないため、そのままの勢いでJPP(イーペーペーの「イー」にアクセントをつけて発音すると、フィンランド語っぽくて良いカンジです)のコミュニティをmixiで作ってしまいました。ディスクのリストはかなり詳しいと思います。興味のある方はぜひ。

JPP(フィンランド)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4438181

 コミュニティ掲載用にディスクのリストを作っていて思ったんだけど、昔のアルバムは手に入りにくいものばかりで残念だなあ。「これぞ西フィンランドのフォーク・ダンス・ミュージック!」といった感じでとってもおもしろいんだけど。

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帰国してます

 10日間あまりのフィンランド滞在より、昨日帰国しました。
 今回はヘルシンキに5日間も滞在するという暴挙(?)に出ましたが、今後は長くてもヘルシンキ滞在は3日だな……(笑)。

 天気はイマイチな日がちょっとあったけど、内容はとってもよかった旅だったと思う。
 実は、正直に言いまして、2年前に行ったカウスティネンは体調を崩していたこともあってか、あまり楽しめた音楽祭ではなかったのです。なので、今回は2年ぶりとはいえ、果たして楽しめるのか不安がかなりあったのですが、カウスティネン前日に行ったテンペリアウキオ教会でのコンサートが、カウスティネンへ向かう気持ちを高揚させてくれました。このコンサート自体がものすごく良かったということもありますが、最後に演奏されたのが、P. H. ノルドグレンの弦楽オケ作品Pelimannimuotokuvia, op. 26だったのです。これはベースがペリマンニ音楽らしく、どの曲を聴いていてもカウスティネンの風景が思い出されて、「ああ、早く行きたい!」と強く思ったのでした。
 カウスティネンでは、懐かしい人たちとの再会や、今後にも繋がるような出会いもあり、また久しぶりにカドリーユを踊ったり、好きな音楽をたっぷり楽しむことができて、やっぱりまた行きたいという気持ちにもなりました。今の段階では来年は行けそうにないんだけど、たとえただの挨拶だったとしてもみんなから「また来年ね!」と言われるのが何だかかうれしくて。いろんな気持ちを引きずりつつ、日本に戻りました。

 さて! 仕事するか。

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フィナーレ

 カウスティネンの自分的フィナーレはJPP(本当はまだ他のコンサートもやってるんだけど)。開始時間もフィナーレにちょうどいい22時30分。なんだかんだで2年ぶりのコンサート。
 やっぱりJPPはほかのバンドとは全然違う。すべてのクオリティが高い。なんというか……大興奮のライヴだった。なーんで6人ともあんなにキュートでカッコイイんだろう。ステキすぎる。
 Artoとも再会できてよかった。

Jpp

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Folk You!

 カウスティネンのフェスティヴァルも残すところあと2日となった今日のテーマは、Folk You!
 本日、JPP以外ですごーくすごーく楽しみにしていたTrokaのライヴがありました。ライヴは初。あまりにもカッコよくて、終わったあと放心。これだけでも、カウスティネンに来た甲斐があったよ!
 昼間、カフェテラスで食事をしていたら、Timo Alakotilaが声をかけてきてくれて、一緒に食事をすることに。彼はすぐにリハに行かなければならなかったので、短い時間ではあったけど、一緒に食事しながらお話ができてうれしかった。

Troka

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ダンス

 カウスティネンのお祭りといえば、JPPの演奏によるYökatrilli(ナイト・カドリーユ)。つまりはフォークダンスをJPPの生演奏で踊るというもの。ハイライトですね。
 久し振りに参戦。カドリーユのあとは、ワルツもポルスカも踊った。
 めちゃくちゃ楽しかった。

Yokatrilli

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カウスティネン

 15日お昼過ぎにカウスティネンに入りました。
 ひとまず、天気はまずます。夕立ちがありましたが、もうやんで青空。すばらしい。でも寒い!
 しかし、カウスティネンに到着するなり、鼻がムズムズするのは毎回だなあ。花粉の飛散のせいだろうかね、やっぱり。
 このエントリーを書いていたら、わたしの座っているテーブルの真後ろに人が集まってきた。そしたら演奏が始まってびっくり。振り向いて音楽聴きたいのにできない(笑)。
 それにしても、会場内のビールが高くて破産しそうです。でも飲む。

Kaustinen

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ヘルシンキでコンサート

 観光地としても知られている、ヘルシンキ市内にあるテンペリアウキオ教会で、コンサートがあると知って急きょ行くことに。
 演目はシベリウス、吉松、武満、ノルドグレン。ソリストは舘野泉さん。
 どの曲も本当にすばらしくって、音楽の楽しさを再発見。とくにノルドグレンの曲は、結果的にカウスティネンに移動する直前に聴くこととなったのは、気持ちをよりカウスティネンに向けることとなりました。
 ものすごく感動的で、音響もすばらしく、それぞれの作曲家の音楽の良さを存分に感じられるコンサートでした。楽しかったー!

Temperiaukiokirkko

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クマの足跡

 ヘルシンキに到着して4日が経ちました。
 今日はフィンランド国立博物館へ行ってきました。中に入ると、クマの足跡が。
 子ども向けイベント用のものみたいです。詳細はまた今度。

Kansallismuseo

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