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ヴェーセン来日!(ツアー初日)

 とうとう待ちに待ったVäsen、しかもカルテットでの来日。

 ということで(全然「ということ」じゃない)、もちろん行ってきました@船橋きららホール

 ホール自体が地域密着タイプの運営のようだったので、お客さんもVäsen初心者、はたまたニッケルハルパ初心者が多いとの予想からか、ニッケルハルパに関する資料(おもに壁に描かれた、天使がニッケルハルパを弾いている絵)がロビーに展示されていました。
 会場に入ると、ステージにセットされた楽器にひとりで大興奮! 今までと違うのは、パーカッションのセットがあること。パーカッショニストのAndréと4人で来てるんだから当たり前なんだけど、やっぱりちょっと信じられなくて、セットを凝視してしまいました(笑)。わたしが最初に知ったVäsenは、Andréを加えて製作された97年にスウェーデン・グラミーを受賞したVärldens Väsenというアルバムだったので、やっぱりずっと憧れてたんだよなー、4人の演奏をライヴで聴くことを。でもAndréは飛行機に乗らなくなってしまったので、わたしはずーっとパーカッションなしのトリオでしかライヴを見たことがなかったのです。もちろんトリオは大好き。弦楽器ばかりの編成なので、クラシカルな音楽からノリノリのカッコいい音楽まで幅広く演奏できるのが最大の魅力。でも、カルテットはまた別の魅力を兼ね備えていて、ノリノリのカッコいい音楽が増して、より男性的でパワフルになる。
 船橋の公演は、カルテット初体験だったんだけど、去年の来日や今年のドイツでのライヴで見たバンドとは、全然違うバンドのようでした。それくらいパーカッションが加わることによって演奏される音楽に違いがある。アンコールで弾いたGrannes Favoritなんか、完全にロックバンド。Mickeのカッティング(っていうのかな?)がすごい。もー、めちゃくちゃカッコいい。メロメロ。ドラムでボトムラインを支えるから、Rogerが12弦ギターで弾くベース音もかっこよく響くし、Mikaelは高音から低音までを自由自在に使い分けるから、ニッケルハルパの音がより強調される感じ。そしてMikaelに惚れなおしました。もうこの人はすべてが最高のヴィオラ奏者ですよ!
 Andréのパーカッションは興奮してドキドキして本当に素晴らしかったです。もともとトリオで作られた曲にも不思議と馴染み、トリオの曲なのに違和感がなかった。
 メンバー同士の掛け合いとかも楽しくって、MickeとRogerは演奏しながら笑ってるし、Olovは弓を使わずにキーだけでメロディを演奏し始めるし、Andréに至っては突然「お願いします!」と日本語で叫ぶし、MickeとOlovは弦の上で弓をぐるぐる回して弦をこすってるし。MCではRogerが「典型的なスウェーデンの伝統楽器」と紹介してるのにMickeが5弦ヴィオラ掲げるわ、「違う」と言われてAndréが立ち上がるわ、演奏以外のことも楽しいライヴでした。

 セットリストです。

En timme i Ungen
Bromanders 100-års polska
Team Väsen street schottes
Börjar du fatta
Yoko
Harcourt hotel
Johsfins Dopvals
Kapten Kapsyl

Maple leaves(Olovソロ)
Trollrikepolska(Olovソロ)
Carl Linnaeus polones
Skumpolska
Linnaeus Långdans
Grevilius pollonaise
Tiliandermenuetter
Nitti pomfritti

Slängpolska efter Byss-Kalle - Grannens Favorit

 やー、もう、大好きなNitti pomfrittiをカルテットで聴けただけで大感激!とか、パーカッションが入ってEn timme i Ungenが聴けるなんて大感激!とか、もう「大感激」の大放出。最初から最後まで大感激してばかりでした。Team Väsen street schottisはトリオで聴いたことがあったけど、パーカッションが入ると音楽が違うように聴こえる不思議。これはきっと今夜も演奏するだろうなー。今から楽しみ。
 後半のステージが始まってOlovだけが登場。ニッケルハルパでのソロ。ニッケルハルパの普及に努めた大家、Eric Sahlströmが1960年代に来日した際、覚えて帰ったという「紅葉(もみじ)」(バリバリなスウェーデン・トラッド風/笑)と、アルバムのVäsenに入ってるTrollrikepolskaを演奏していました。

 ライヴの終了後このCDが発売されるということだったので、さっそく購入。サイン会の列に並ぼうと思ったけど、これは3人で参加したCDだしなあと思い直し、すでにもう持ってるのにVärldens Väsen 2007を買い、列に並びなおしました。RogerがAndréにわたしを紹介してくれて、挨拶をかわして初めて話をしたんだけど、なんだかすごくいい人だ(笑)。Rogerとのやり取りに爆笑させてもらいました。OlovとMickeにも挨拶をして、Mickeとは夏の旅行の話をしたり。話が一段落したので、また明日ねーと言ったら……ぐあー、またMickeに言われちゃったよ! "Oh, last train"ってさ(ちなみにそのとき21時30分ごろだったので、当然終電とかいう時間ではまったくない)。わたしがいつも、終電に乗らなきゃいけないから帰る、と言うもんだから、それをからかわれるようになってしまったのでした。今思い出した、たしかドイツでも別れ際に言われた……。

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