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二つの「陰陽師」

 先日岡野玲子版のマンガ「陰陽師」と、夢枕獏版のオリジナルが同時発売。昔なら嬉々として両方買っていたが、今回は原作だけしか買わなかった。

 実は岡野版陰陽師は、10巻以降買ってない。今回出たのは最終巻である13巻。評判をネットで調べてみたけど、大半の人は「分からない」「読むのに疲れる」というもの。わたしなぞ10巻ですでに意味が分からなくなり、読むのに疲れてたですよ。個人的なことを言えば、原作ファンとしては博雅の結婚がなんかイヤだったし、真葛の存在意味もよく分からないし、なにより晴明が電波ゆ(以下略)、平安時代の登場人物たちがカタカナ使ってるのにものすごく違和感(フィクションであろうと違和感があるものはある)、などなど……細かいかもしれないけど、その辺からどうもしっくり来なくなってしまったのだ。せっかく買い続けていたけど、手が伸びなくなってしまったのはこの辺が理由。これでも、11巻が発売された直後は購入しようかどうしようかかなり店頭で悩んだ記憶があるが、10巻読んで頭が疲れきってぐったりしたことを思い出すと、どうしても買おうと思えなくて。あとはもう知らないうちに12巻も出て、今回13巻の発売となっていた。
 ネットを徘徊していたら、13巻を自分なりに解釈解説している超親切な方がいらしたのだが、それすらも読む気が起きない。絵が信じられないくらいオリジナルのイメージ通りで、1巻とか2巻のころは大好きだったんだけどな。

 原作である夢枕獏版陰陽師は、待ちに待った新刊だったので、そりゃもう大喜びしながら買いに走ったですよ。まだ上巻の最初しか読んでないけど、相変わらずの情景描写にため息が出るほどうっとり(百鬼夜行除く)。ああ、やっぱりこれが世界だよな、とほっと安心。
 読み進めていくたびにどんどん夢中になってのめりこんでいける、そんな世界が一番いいのではないかと思う。

※岡野版最新刊を読んでもいないのに、こんなこと書いてしまったが、批判をしてるわけじゃないことをご理解いただければ幸い。
※※なんてことを書いていたら、10月12日付けの朝日新聞朝刊にインタヴューが出てるじゃないか。そうですか、上から来るんですか、そうですか……(略)。しかし、あれって質問の答えになってるのか?

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