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Les Freres その9

 6月下旬に好きになったばっかりのLes Freresのコンサートに足を運び始めて、もう9回か。早いもんだ。年内には軽く10回超えそう。実は横浜そごうで行われたコンサートを入れると、もう10回になります。
 夢中になると止まらない自分の性格が、ここでもよく表われてます。喜ぶべきことじゃない気がしますが、ここでは流しましょう、ええ、流してください、お願いします、ぜひ。

 そんなことはおいといて。
 行ってきました、コンサート。久しぶりだという単独ステージも交えたもの!@原宿Blue Jay Way
 3部構成のステージで、一番最初が圭土くんの、二番目は守也くんのソロステージ、最後が二人のいつものステージでした。ソロでステージをやっていたことは知っていましたが、ファンになりたての自分はこんなに長いソロステージを聴いたことがなかったのでした。だからものすごく新鮮で、二人の音楽性の違い、鍵盤へのタッチの違い、音の違いなどをダイレクトに感じることができて、とても楽しかったです。
 一応セットリストとかあげてみますか。

(……)
 クラージュ
 星
(……)
 ブギ・ウギ・ストンプ
 スワニー・リヴァー・ブギー
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 フラワーワルツ
 Flow
 コーヒーカップ
 別れの曲
 変歩長調
 月の歌
 プレサージュ(4手連弾版)
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 On Y Va!
 Joker
 Eagle
 For Kids'
 Ooh See Boogie
 クリスマスの曲を集めたブギー
 フラワー・ダンス
 ディズニー・メドレー ミッキー・マウス・マーチ〜いつか王子様が〜チムチム・チェリー〜星にねがいを〜ホール・ニュー・ワールド〜エレクトリカル・パレード〜ハイホー〜小さな世界〜ミッキー・マウス・マーチ
 ブギー・バック・トゥ・ヨコスカ
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アンコール
 Happy Song

 なんとこの日は大馬鹿なことに、仕事と表参道駅改修工事のために、ちょっと遅れて到着する羽目に(表参道駅、いや、それよりも千代田線か? いずれにしても、両方許せん……)。そのせいで圭土くんが弾く1曲目を聴き逃したー! 「星」は圭土くんのバラード。切なげな雰囲気がよくって、聴き惚れてしまいましたよ。照れくさそうにバラードを弾き始めたのが印象的でした。「ブギ・ウギ・ストンプ」はアルバート・アモンズ(名前の聞き間違いがなければ……)のものを弾いてました。
 守也くんは、9月19日の3周年記念ライヴの際、2台ピアノで演奏していた「プレサージュ」を、圭土くんと4手連弾版を演奏していました。この曲、すごくカッコイイんだけど、そこにあるあざとさが好きなのよねーなんて思ってしまうわたしは、ファン失格です(笑)。4手連弾版はよくまとめたなあと思います。2台の迫力にはかないませんでしたが、4手でも相当カッコ良かったです。
 最後のステージがLes Freresとしてのライヴでした。短い時間ながらも、自分たちをちゃんと表現しててさわやかでしたね、二人とも。クリスマスのディナー・ショーの宣伝のために弾いたクリスマス・メドレーがおもしろい構成でした。ディズニー・メドレーは先日のマンダラでも演奏したものと同じ曲順でした。バック・トゥ〜も同じくマンダラで演奏した、題名のない音楽会21ヴァージョンでした。これは途中にヴィヴァルディの四季やベートーヴェンの第九が挟まれていて、こういった知った旋律が聴こえてきて、妙にワクワクしてしまいました。

 ソロを聴くといつも思うのは、二人ともタッチは全然違うけど、きれいな音を出しているということ。今回は特にいつも激しいブギーが多い圭土くんがバラードを演奏したので余計そう思いました。彼の演奏を聴いていると、好きだといっていたバッハやショパンの演奏を聴いてみたくなるなー。守也くんならベートーヴェンかブラームス。シューマンもいいかも。あ、守也くんのは完全に自分の趣味です。一度でいいからクラシック作品を弾かないかなーと密かに思っていたり。
 この二人はことあるごとに「トークは苦手だ」と言いますが、それは慣れてないだけであって、個人的にはすごくおもしろいトークを繰り広げてると思ってます。特に守也くん。たまにツボったりして、後からクスクスきたりします。

 今日は初めてお会いするライターさん(といっても、仕事がかなりかぶりまくってて、なんで一度もお会いできないままだったのかが不思議なくらいだった)が会場にいらしてると伺っていたので、休憩時間中に会場内をキョロキョロしていたら、隣の席でその方を発見。休憩中はもちろん、帰る方向も一緒だったので、その間いろいろとお話をさせていただきました。自分でできる限界を感じていたのですが、その方とお会いできたことで、いろいろ広がっていきそうな感じです。これからが断然楽しみになってきたー!

 とりあえず、12月のディナー・ショー行きはほぼ確定。

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見た! スゲーぜ、DVD!

Live in Japan / Vasen 見たくて見たくてうずうずしていた、先日届いたばかりのCD & DVD、VäsenのLive in Japan(NorthSide盤)。DVDをやっと見ることができました(まだ全部じゃないですけど)。
 このDVD、いくつかのパートに分かれており、時間もあまりなかったので、とりあえずこれは見とかなアカンやろ、というパート、HistoryとCollaborationsを見ました。最重要なのはもちろんHistoryです。
 Historyはめっちゃくちゃ濃い内容で、ひたすら聞き入ってしまいました。話し手はRogerとOlov。どのようにしてバンドが結成されたのかという話から始まり、アルバムを1枚ずつ追いかけながらバンドの歴史がじっくりと語られるというものでした。間にはその当時を知ることができる映像や写真が映し出され、どれもが貴重なものばかりかと。中にはわたしが昨年行ったNRFでのライヴ映像があり、「そうそう! 3人ともこんな髪型だったんだよねー!」とヘンなところでうれしくなりました。一番最後には初来日したときのことに触れられていて、そのときの写真も映っていました。その中の1枚、ライヴ中の写真に小さく自分が映っていたのには笑いました。つか、うれしすぎです。
 Collaborationsでは、今まで共演した主なアーティストたちについて語られていました。出だしの映像は、昨年秋のアメリカ・ツアーでのステージでした。そこにはVäsenのほかにFriggも一緒に映っていて、思わず声を上げてしまったのは内緒です(だって、いきなりAnttiが映るんだもん!)。これは、クレジットは出てませんでしたが、たぶんBloomingtonで行われたフェスティヴァルのものだと思います。一番最初に語られたのはJPPで、NRFで共演したときの映像が入っていて、VäsenとJPPの大ファンであるわたしにとっては、これ以上ない大感激モノでした。

 興奮しすぎてめちゃくちゃな文章ですが、お許しください。ああ! もううれしすぎてくらくらしてしまいます。早く全部を見なければ!

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やっと買えたー

 先日、様子見していると書いた、Haugaard & Høirupの新譜を買いまして、それが到着ー。うわー、待っていました。素直にうれしー!

Gæstebud / Haugaard & Høirup / GO0705
Duo For Violin & Guitar / Haugaard & Høirup / GO0199
Erkki Rankaviita & Pinnin Pojat / Erkki Rankaviita & Pinnin Pojat / KICD44

Feast / Haugaard & Hoirup 一番最初のがその新譜です。レーベルのオンラインショッピングサイトでは、9月28日にはデータがアップされるというので、よーし買うゾ!と意気込んで発売日当日に中をのぞいてみました。「いつも金欠」がキャッチコピーになりつつある自分としては、17.36ユーロは高い……。「いやちょっとまてよもしかして」。CDRootsでこのアルバム扱われるのではないだろうかとふと思い、それを待つことにしたのです。毎日チェックしていたある日、CDRootsのトップページにジャケット写真が出ていたので詳細ページを開いてみると、なんと期間限定で価格が安くなっているではないですか! そりゃもう即効BUYボタンを押したですよ。このアルバムはたくさんのゲスト奏者が演奏してます。その詳細は、ハウホイの公式サイトに掲載されてましたので、ここでは省略します。
 それから二枚目のは、ほしいと思いつつなかなか買えずにいた、ハウホイ初期のすごく好きなアルバムです。
pinninpojat 一番最後のはPinnin Pojat(JPPのArtoとアコーディオニストのKimmo Pohjonenのデュオ)とErkki Rankaviita(ヴォーカル)によるアルバムで、この組み合わせを知ったのは、Kaustinenへ行ったときに買ったシングルによってでした。これがすごく良くて、アルバムが出ていることを知ったとき、次は絶対買おうと思っていた1枚だったのでした。このアルバムも大ヒットです。買って良かった! すごく良い! 自然に体が音楽に合わせて動き出してしまい、顔がニヤニヤしちゃいます。今まで知らなかったことを後悔しました。
 右の画像は、上からGæstebudとErkki Rankaviita & Pinnin Pojatのジャケット写真です。


 棚に入りきらなくて棚の外に積み上げられていたCDを整理しました。結局全部は入らなかったんですが、山は幾分か小さくなりました。ここで気づいたのは、あるはずのアルバムがないこと。何枚かは人に貸している、または職場に置きっぱなしと思い当たるものもあるのですが、いくつかはほんとに行方不明……。泣きたい。どこ行ったんだー!!

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本屋さん

 自宅の最寄の駅には東口と西口に、それぞれ西武系列と神奈川オリジナルの大型書店が2店あります。どちらへよく行くかと言うと、結果を言えば、東口のお店へよく行きます。ただ、正直言ってこのお店で新刊以外の本の品揃えに、まったく期待してません。既刊を買うなら、わたし的に絶対西口のお店です。それなのになぜ利用しているのかというと、ただ単に自宅と駅との通り道にあるからです。ちょっと惰性もあるかも(あと、西武のポイントつくし)。

 以前東口のお店に、深夜放映されていたアニメで知った、原作マンガを買いに行きました。職場近くにあるお店で、確か2巻くらいまですでに購入済みで、その続きを買おうと入ったのでした。予定していた電車の時間があったので、それに追われるように歩きなれた棚を右から左、左から右、また右から左、左から右と、そりゃもう隅々まで見ました。まあ、結局見つからなかったんです。コミックの棚近くにいたお店の人を捕まえて、タイトルを告げると、コミックの担当さんじゃなかったのか、捜索にえらく時間がかかりました。結構待って言われた言葉は「在庫切らしてますねぇ」。そうその人は言ってましたが、その本が置かれていた形跡はどこにもありませんでした。「在庫を切らしてるんじゃなくて、もともとなかったんちゃうの?」というツッコミを、心の中で入れたことはさておき。そのとき、そのアニメは絶賛放映中で、コミックの売れ行きはそんなに悪くなかったと思います。他店を見てみると、どこのお店でも「アニメ放映中!」というポップとともに全巻が大量に平積み。それなのに、東口のお店には棚にすらなかったわけです。がっくりついでに電車に乗り遅れましたよ、ええ。
 また別のとき。某英語関連本を探していました。この本を支持している人はどうやら多いらしく、ネットで評判を見るとかなりいい。いろんな人がオススメしているのをあちこちで目にしていたので、これは読んでみようと、仕事の帰りに東口のお店へ寄りました。関連棚を見て回りましたが、結局この本を見つけることができませんでした。外国産英語テスト用の問題集は山のようにあるのに、勉強のためのノウハウを紹介するその本がなかったのです。もちろん、この本は他店では話題の英語勉強ノウハウ本として、一番目立つところに大量平積みされてました。
 このお店で一番ムカッと来ているのは、大好きな作家さんのとあるシリーズ既刊本が一冊も棚に入っていないこと。このシリーズは2度も映画化されたりしているし、作家さんも相当有名な方です。一冊もないってどうよ?とツッコミをいつも入れてます。ですが、先日出た新刊はきっちり目立つところに平積みされてるわけです。
 東口のお店に、新刊以外の品揃えは、わたし的に今後もまったく期待できないままでしょう。

 打って変わって西口のお店。こちらは最寄り駅を出てすぐ横にあるというのに、帰る方向と反対だから、という理由で利用頻度はさほど高くはありません。でも、昔からこのお店の大ファンです。こちらのお店は新刊の揃えはもちろんのこと、既刊もうれしいくらい揃ってます。めずらしい本も多く、時間があればこちらのお店で何時間も過ごすことができます。それくらい大好きです。
 休みの日には、目的の本をまず東口で探し、既刊本はほとんどないので(こういうと語弊がありますが、東口のお店は売り場面積を考えると、在庫量はかなり多いのです。ただ、自分が欲しいと思う本がほんとに見つからないのですヨ)、西口へ移動して探すと、買えなかったことはほとんどないように記憶してます。コミックも、東口に比べると量は少ないですが、かゆーいところに手が届くような、そんな品揃えなのです。それに文房具もまんべんなく置かれているところも大好きです。

 まあ、言ってしまえば相性なのでしょうか。東口を利用する頻度が高いのにも関わらず、本の並びがどうもしっくりきません。しょっちゅう棚替えしているような気がします。それとは逆に、西口では探すのが簡単です。これには慣れもあるかもしれません。
 あとは立地的にやってくるお客さんの違いもあるでしょう。東口はとにかくファミリー層がものすごく多く、西口はサラリーマン風や年配者が多い気がします。わたしは東口のファミリーにはそぐわないため、そちらではほしい本が見つからないんだな、と理解しています。そのほうが幸せですから。


暴れん坊本屋さん で、なんでこんな話を書いたのかと言うと、今日東口のお店で平積みされていた『新刊』「暴れん坊本屋さん」(久世番子/新書館)を買ったからです(上に書いたことと本の内容はまったくリンクしてません)。この本は書店員兼マンガ家が、書店員としての本音や裏話を書いたもので、これが超笑える。一つ一つのエピソードに大爆笑しながら読みました。BL(ボーイズラヴ)関連の話がところどころに出てくるのはご愛嬌、なのかな……いや、そういうネタほど大爆笑でした。なんでそんなところで爆笑できるのかは聞かないで……ハッ! BLが好きとかそういう本を読んでるとかじゃないですから! 断じて!
 そんなことは置いといて。ただ、彼女が働いている書店の店長が、読み終わった本をどうしているのか、という事実にはいろんな意味で心底驚愕。この店長エピソードは、マジなんでしょうか……。
 東口のお店では、この本のために作られたポップは、新聞に掲載された書評をコピーしてただ張り付けたものでした。見方を変えれば、一番効率的なやり方なんだと理解してますよ。でも、この本を読んだあと、そのお店はちょっと手を抜いてるんだな、と少し萎えました。

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アメリカ・ツアー

 「行きたい!」と書くことすらできないほど、今かなり切羽詰ってます。

 Väsenのアメリカ・ツアーが始まりました。ほんとにほんとにすごくすごく行きたかったです。もう、新井薬師前と大塚の何往復もが、アメリカへの道だったらどんなに楽しいだろうか!などと思うんですが、今回ばかりは仕方ありません。今の部署にいる限り、9月のNRFはきっと行くことが難しいだろうし、10月から12月にかけて何かあったとしても行くことはできそうにありません。
 それにしても、今回のツアーはたったの3日間……? マジですか。

 そうぶちぶちと言っていてもしょうがないので、到着したCDを。

Live in Japan / Väsen / NSD6087

 うふふ。買ってしまいました。NorthSide盤を! 日本盤とは違うのです。ついているDVDの中身が! NorthSideのサイトでは、"Live in Tokyo"となっていますが、Japanのことです。正式にタイトルが決まる前はTokyoだったのかもしれません。
 あー。でもまだ見ることができないままなのです。なぜだ……。なんで今自分にこんなに余裕がないんでしょうか。生活を振り返ると、落ち込みます。

 それにしても、毎度毎度NorthSide盤のジャケットなどCD周りのデザインに、いつも驚かされます。アメリカっぽいデザインとうか、なんというか。ブログに以前書いたこともありますが、たとえば、スウェーデンでオリジナルが作られていて、それをアメリカ盤でまったく違うジャケットで出した場合。オリジナルがやっぱりきれいでスッキリとしていることが多いように思います。最近の例で言えば、Frigg。オリジナル、アメリカ盤ともに同じジャケットですが、中身は(わたし的に)かなり違いました。オリジナルは針とじ、アメリカ盤はペラ紙三つ折。フォントのサイズなんかも違ってました。断然オリジナルのほうがよかったです。後者は狭い中に文字を押し込んだ感じかな。それなのにフォントが信じられないくらいでかいってどうなのさ!
 まあ、本来の目的であるCDの中身がよければ、ジャケット周りは関係ないのかもしれませんが、だったらジャケットなど付けずにCDを出せばいいのでは、と思うわけで。LP時代から「ジャケ買い」と言う行為があるし、やっぱりせめて好きなアーティストのCDくらい、ジャケット周りのデザインにはこだわりたいと思うわけです。

 タイトルとまったく関係のない内容で、話が終わってしまった。
 だってほんとに、Väsenのツアー、3日間なのかなあ。今年の春も去年の秋も、日程はそれなりに多かったのに。

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Les Freres その8(7はないのか?)

 あるよ、あるんだけど。とりあえず「その7」は取材をしたので、省略!……って冗談です。ちゃんといずれ忘れたころにアップします。本当ですよ!
 時間が空いてしまわないようにと反省し、今日は当日更新!

 行ってまいりました、Les Freresのライヴ@南青山マンダラ。3組出るうちの2番目の出演で、会場はこじんまりとした場所だし、前回から約一ヶ月ぶりだし、なんだかもうそれはそれはワクワクしっぱなしで会場に入ったのでした。
 2番目のステージは8時ごろからだったのかな? 2人がステージに登場。真っ暗な中登場したもんで、衣装が赤く見えたんで「めずらしー!」なんて思ってたんだけど、ライトが当たってみると、それは黒でした……(どんな目ぇしとんねん)。
 まあ、とりあえず、セットリスト。これ書くの久しぶりだー! でも、残念なことに、メモをすることができなかったので、順番を間違えてるかも。でも、やった曲には間違いはないはず。たぶん。うーん……たぶん。

Ocean
Joker
ウーシー・ブギ
クロス第2番
Eagle
For Kids'
ブギウギ(即興)
宝さがし
On y va!
Flower Dance
ディズニー・メドレー
Boogie back to Yokosuka

 持ち時間は約1時間。その中でどれだけお客さんを楽しませることができて、なおかつすばらしい演奏をするかという状況で、彼らはそれを軽々とクリアしていました。客席を眺めてみると、いつも見かける顔はほとんどありませんでした(見落としかもしれないけど)。
 でも、ちゃんとOn y va!では例の“パ・パン!”という手拍子を客席に起こさせていたし、お客さんを乗せることがやっぱり上手い。というより、客席が喜んで手拍子をしていた感も。短い時間でいかに自分たちに引き寄せるか、ということを考えたとき、やっぱりこの選曲はすばらしい。
 総合的にみて、ほんとに楽しいライヴでした。一番楽しかったのは、彼らの表情がとてもよく見えたこと。会場では、ステージで彼らがピアノに向かって座った正面に、わたしは座っていたんだけど、これがかなりの至近距離。5メートルはなかったかな。どんな顔して演奏してるのかとか、演奏しながらお互いが掛けている声とか、ものすごくよく見えたし、よく聞こえました。見慣れているはずのステージがとても新鮮に見えたのは言うまでもなく。今後、もしマンダラでまたライヴがある場合は、足を運んだほうが絶対幸せ。

 会場に到着したとき、スタッフの方にお会いして、見本が出たばっかりのMUSICA NOVA 2005年11月号(10月20日発売)をお渡ししました。なんと、この号に9月19日に行われたLes Freresの3周年記念ライヴ(ベイサイド・ポケット)の記事が掲載されてるんですよー。実は取材させていただきました。このライヴはもうほんとに相当!良かったです。6月に初めて彼らを聴き始めてから、パフォーマンスから音からすべてにおいて一番良かったかも。こんな日に取材できて感激。文章はもう、ほんとに申し訳ないくらいなんですが……。よかったらお手にとってみてください。ちょっと小さいんですが、すごくカッコイイ写真が掲載されてます。どうやら今日のライヴ前に彼らも記事を読んでくれたみたいで(超ハズい)、曲の合間のMCで掲載の告知をしてくれたのがうれしかったです。

 今日はライターの山尾さんをお誘いしてのライヴでした。「山尾さんなら絶対気に入ってくれる!!」という根拠のない自信が、ちょうど山尾さんのスケジュールを空けてくれていたのかも! 結果、とても気に入ってくださったようで、お誘いしたかいがありました。いろいろとうれしいお言葉を聞くことができて、これも感激でした。

 つまり。今日は最高に楽しい日だった、ということです。

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意外すぎて大笑い

 Friggのコンサート情報を求めて、ネットサーフしていて偶然見つけたページにAnttiの名前が。フィンランド語で書かれていたページだったので、内容はさっぱり。でも、どうやらAnttiが参加しているバンドのライヴ告知っぽい。不思議だったのは、見たことないバンド名だったこと。「へー。何これ?」とこのバンド名を検索してみたら、ちゃんとサイトがあったので、どんなバンドなんだろうと見てみた。
muuttaa コココココワすぎ! 蛇の頭に蛇柄。いきなり爬虫類が目に飛び込んできたんで、あたふたと超動揺。いや、マジで怖いんですけど……。右画像はそのサイトの上の部分だけを切り取ってみたんだけど、これだけならすごくコミカルな感じがする(笑)。

 いったいどんなバンドなんだよっ! とツッコミを入れながら、気を取り直して(というよりその爬虫類を見ないようにして)メニューをクリックしてみると、そこはメンバー紹介ページ。表示された写真にはAnttiらしき人が写っているし、メンバーの中にAnttiの名前がある。楽器はJPPやFrigg、Trokaと同じくベース担当。なーんだ普通じゃんとほっと落ち着いたので、ほかのメニューもクリックしてみた。写真を置いてあるページがあったので拡大して見てみると、そこに写っていたのは間違いなくAnttiだった。
 「この子はいったいいくつバンドを掛け持ちしてるんだー?」なんてニヤつきつつ、音源が置いてあるページを開き、視聴してみた。
 あまりにも意外。いや、もうほんと意外っつーか、めちゃくちゃビックリ。まったく想像だにしてなかった音楽(ものすごくロックしてるロック)だったもんで、絶句したあとに大爆笑してしまったですよ。
 『Anttiと言えばトラッド』という図式が自分の中に当たり前のようにあったし、それ以外でやってもジャズまでだったから、まさかここでロックがくるなんてまったく考えてもみなかった。完全想定外。
 でも、音楽を聴くにつけ、ホントにこのバンドに参加してるのか?と疑問に思ったので、もう一度写真を見てみたら、Anttiらしき男の子がベースを弾いている写真が1枚あった……しかもエレキですよ……。
 とりあえず視聴曲が4つあったので全部聴いてみた。どの曲もそんなに悪くない。むしろ好きかも。歌詩はフィンランド語で、ヴォーカルの男の子も、ほかの楽器の演奏の子たちも普通にうまい。
 でもわたしの頭の中は「Anttiがロック、Anttiがエレキ・ベース、Anttiがロック……」とグルグルしている。ビックリしたのをかなり引きずってる感じ。ちょっと複雑な気分だ。

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二つの「陰陽師」

 先日岡野玲子版のマンガ「陰陽師」と、夢枕獏版のオリジナルが同時発売。昔なら嬉々として両方買っていたが、今回は原作だけしか買わなかった。

 実は岡野版陰陽師は、10巻以降買ってない。今回出たのは最終巻である13巻。評判をネットで調べてみたけど、大半の人は「分からない」「読むのに疲れる」というもの。わたしなぞ10巻ですでに意味が分からなくなり、読むのに疲れてたですよ。個人的なことを言えば、原作ファンとしては博雅の結婚がなんかイヤだったし、真葛の存在意味もよく分からないし、なにより晴明が電波ゆ(以下略)、平安時代の登場人物たちがカタカナ使ってるのにものすごく違和感(フィクションであろうと違和感があるものはある)、などなど……細かいかもしれないけど、その辺からどうもしっくり来なくなってしまったのだ。せっかく買い続けていたけど、手が伸びなくなってしまったのはこの辺が理由。これでも、11巻が発売された直後は購入しようかどうしようかかなり店頭で悩んだ記憶があるが、10巻読んで頭が疲れきってぐったりしたことを思い出すと、どうしても買おうと思えなくて。あとはもう知らないうちに12巻も出て、今回13巻の発売となっていた。
 ネットを徘徊していたら、13巻を自分なりに解釈解説している超親切な方がいらしたのだが、それすらも読む気が起きない。絵が信じられないくらいオリジナルのイメージ通りで、1巻とか2巻のころは大好きだったんだけどな。

 原作である夢枕獏版陰陽師は、待ちに待った新刊だったので、そりゃもう大喜びしながら買いに走ったですよ。まだ上巻の最初しか読んでないけど、相変わらずの情景描写にため息が出るほどうっとり(百鬼夜行除く)。ああ、やっぱりこれが世界だよな、とほっと安心。
 読み進めていくたびにどんどん夢中になってのめりこんでいける、そんな世界が一番いいのではないかと思う。

※岡野版最新刊を読んでもいないのに、こんなこと書いてしまったが、批判をしてるわけじゃないことをご理解いただければ幸い。
※※なんてことを書いていたら、10月12日付けの朝日新聞朝刊にインタヴューが出てるじゃないか。そうですか、上から来るんですか、そうですか……(略)。しかし、あれって質問の答えになってるのか?

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再びフィンランド・カフェ

 行こうと思っていたヨハンナのライヴに行けなくなってしまい、このまま彼女のアコを聴けなくなるのは嫌だー!ということで、突然ぽっかり予定が空いた金曜日の夜に、ほとんど思いつきのように再びフィンランド・カフェへ足を運んだ。

 初日と同じく、ビールとベーコン・キッシュをセレクトし、席についてパクついていたら演奏が始まった。初日とほぼ同じ曲ながら、演奏順は変わっていたので、全然別のコンサートのように聴くことができて楽しかった。先日よりも前の席に座ることになり、前には視界の障害となるものはなく、快適な1時間だった。
 どうしても思い出せなかった初日にアンコールで弾いた曲は、やっぱりJPPが演奏していたことが分かり、ものすごーーくスッキリ。この曲はJPPのアルバムKaustinen Rhapsodyに収録された、Hjortingenだった。この曲をヨハンナが演奏しはじめたときに、真っ先にたくさんの弦とハーモニウムの音が頭の中に聴こえてきたので、絶対JPPだと自信を持っていたのに、どこで聴いたのかなかなか思い出せなくって。この日はライヴの3〜4曲目に演奏。その際に、この曲はフィンランド国内のスウェーデン語を話す地域のトラッドで、マリア・カラニエミに何年も前に教えてもらったんだと言っていた。
 アンコールはアコについていたマイクをはずし、イスから立ち上がって演奏をはじめ、少し歩き回ったかと思ったら演奏しながら外に出て行ってしまい、階段を上がって中から姿が見えなくなったところで演奏が終わり、みんな笑いながら拍手。最初は一体何が起こったのかと思ってビックリしたけど、ヨハンナはニコニコしながらお辞儀をしていた。

 終演後、買って行った和菓子をプレゼントし、少しだけ話をして私はフィンランド・カフェを出た。コンサートはとっても楽しかったんだけど、いろいろと思うところがあって妙に切なくなってしまった。ヨハンナが言っていたことが実現することを祈っていよう、うん。

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CDの羅列とフィンランド・カフェ

 ぶはっ! なななんということでしょう。10月に入って最初の更新だよ。どういうことだよ。
 えーっと、とりあえず、先日書けなかったCDをずらっと。

Grandes Pianista Españoles vol.6 / Rafael Orozco / 65237
Brahms Piano Concerto No.2 / Ramón Coll / RDCD10013
Brahms Piano Concerto No.2 / Horacio Gutiérrez / CD80197

 全部ブラームスのピアノ協奏曲第2番が収録されてるCD。自分ではこの曲が入ってるCDはかなり買っていたと思ったんだけど、探してみればまだ持ってないのが出てくるもんだなあ。コンチェルト2番収集の旅はまだ続いてますよ。

 それから、注文していたCDが届いたー!

Oasis / Firgg / NSD6086

 「フィンランドで買って、もう持ってるやーん」
 いやいや、違うんだなー、これが。収録されてる曲は一緒なんだけど、NorthSide盤には2曲分の映像が入ってるのだ! しかも去年のNordic Roots Festival 2004のときのものがねっ! ああ、ちゃんと覚えておりますよ、このライヴの雰囲気。収録されているkotkanpääとfantomenは、たしかアンコールで演奏された曲だったと思う。Einar Olav Larsenfantomenは最後の最後に演奏された曲で、テンポがめちゃくちゃ速いからか、みんなほとんど直立不動状態で演奏してたのをよく覚えてる。この曲を演奏し終わったあとの観客の喜びようったらなくって、拍手大喝采だった。この映像には大満足。それにしてもEinar Olav、かわいいすぎ。何かくすぐられるものがあるんだよなー。彼の直立不動っぷりというか、姿勢のまっすぐ感がなんとも言えず大好きさ。

 あと、昨日フィンランド・カフェでJohanna Juholaのライヴがあるっていうんで行って、彼女のCD買いました。

Piazzolla Passage / Duo Milla Viljamaa & Johanna Juhola / 2564-60268-2

 ライヴ前に到着して、ちょっと一杯。さすがフィンランド・カフェ、ビールもフィンランド産だ(笑)。ビールだけだとものすごく酔っ払ってしまいそうな予感がしたので、ベーコンのキッシュとパンも一緒に買って食べました。キッシュがめちゃウマだったよ。
 フィンランドのバンドTrokaのメンバーでもあるJohannaは、フィンランドの若手アコーディオニストとして知られていて、アコーディオンのコンクールで2回もチャンピオンになってるという実力者。
 ステージにJohannaが呼ばれ、ピアソラの曲やフィンランドのトラッドなどを演奏。1時間ほどのとっても短いライヴだったんだけど、ものすごくよかった! 無料でいいんだろうか(個人的にはすごくうれしいんだが)。可能ならば毎日通いたい。それにしても想像以上の巧さだった。やっぱりCDだけじゃ分からないことが、ライヴだとよく分かる。SwåpのKarenに教えてもらったという3曲(アイリッシュ)もすばらしく良くって、感激してしまった。ただ、アンコールで演奏してくれた曲、JPPとかのあたりで絶対聴いたことがある曲なんだけど思い出せず、それだけがちょっと消化不良(笑)。
 終演後にちょっとだけ話をさせてもらったんだけど、ほとんど勢いだけでしゃべってしまったので、訳分からん思いをさせてしまったかもしれない……。反省。
 JPPやTroka、Friggの話をしたときに彼女の口からTimoやMatti、Anttiの名前が出てくるのを聞いて、なんだかものすごく不思議な感じがした。同じバンドで演奏してるわけで、当たり前なんだけど。この不思議な感じを言葉で説明することは、すごくむずかしい。というより、説明できませーん。

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